【中】恋はタイミング

「好きな…子?」


いたんだ…。


「うん……前か…」


バタン!!


空が何か言おうとしたとき、玄関の扉の音がした。


「空〜?帰ったの〜?」


下から聞こえてくるこの声は…空のお母さん?


「はぁ〜…待ってて?」


空が少しめんどくさそうに部屋を出て行った。




何て言うか…絶妙なタイミング。


空の好きな子…聞きたいようで、聞きたくない。


何だかホッとしてるあたしがいる。




ガチャッ


部屋のドアが開いて……


「誰…?」


少し小さい空が不思議そうに立っていた。