すぐに戻ってきた陸の手には、お茶とお菓子


「こんなのしかないけど、よかったらどうぞー」


「あ、いや、ありがとう」


「よーし、レポートがんばろうね!!」


目の前には笑顔の陸


今だけは独り占めできる。


レポートもがんばれないわけがない!!




「んーじゃまず、恋とは何か?」


「前話してたよね?恋とは…」


『相手を想うこと』


ピッタリ重なった俺と陸の声




あの会話、陸も覚えてたんだ?


そんな小さなことが、とてつもなくうれしい。


陸が好きだなってやっぱり思う。