「何か、俺に用があったんだろ?」 すべて、ボールを拾い集めた俺たちはベンチに腰を下ろした。 「うん。神島君、野球部どうするの?好きなんでしょ?野球!」 宮原は、孤独になった俺に同情はしないけど、力になりたい!と言った。 そして。 野球について熱く語る俺がいた。 宮原は、ただ「うん。うん。」と頷いて聞いてくれた。 なんだか、嬉しかったんだ。