君が好き

静かな病院の待合室。もう誰もいない。
はぁ。花菜が心配だ。
あの時、俺がもっと早く先生を呼びに行っていたらこんな様にはならなかったのかな。
時計を見るともう11時半だ。
どうしよう。こんな焦ってる俺変なのかな。
いや、花菜は幼馴染だから。でも花菜は出会った時からずっと輝いて見える。
「俺はどうすればいいんだよ。」独り言を呟くと
看護師さんが横にいた。ずっとうつむいていたから気づかなかった。
「君、時間大丈夫?親御さん心配してるんじゃない?うちの病院もそろそろ終わりだし...」
「あ、ごめんなさい。でも...」そう言いかけると
花菜が寝ているであろう部屋から看護師さんの人が出てきた。
と言ってもうちの叔母さんだけど...
「陽真君!花菜ちゃん、目を覚ましたわよ。」
俺の足は思わず駆け出して部屋に吸い込まれて行く。