君が好き

「ううん。何でもない。そう言えばさ実梨が悲しんでたぞ。」
あ、実梨。まだ再会してから1日も経っていないのに...
「どうしよう春坂君。実梨に会えなかったら。お見舞いに来てくれなかったらどうしよう。」
私はそれが不安だった。
「大丈夫だって。多分花菜の入院を聞いたら実梨は全力疾走で駆けつけてくると思う。」
実梨の全力疾走している姿を想像すると自然と笑顔になっていた。
「ありがとう春坂君。元気出たよ。」
「それなら良かった。授業中花菜のことで頭いっぱいでさ、早く花菜の声が聞きたかったんだ。」
えっ⁉︎私の顔は一気に熱くなる。なんか反応しちゃうんですけど‼︎
「じゃあおやすみ。花菜。明日会いに行くからな。」
「ありがとう。またね。」そう言うと電話が切れた。
なんか、いつも学校で話している春坂君とは違った。最初から。
なんていうか。いつもはからかってたりとか楽しそうに話すのに。
優しく話していた。「まぁ。友達が入院したら大体の人は優しくするよね。」