彼女と出会ったのは、今から2か月前。

ボクはその日からずっと彼女を見ている。

どんな日も、一日も欠かさずにずっと見守っている。

どこで働いていて、何時に家に帰る来るのかもボクは知っている。

彼女の事なら何でも知っているから。

彼女と出会って3か月目が過ぎた。

彼女は急に引っ越した。

ボクの存在に気付いたからだろうか。

でもボクは彼女の居場所を知っている。

彼女の事なら何でも知っているから。

彼女と出会って半年の月日が経った。

これまで一日たりとも彼女の事を考えない日はない。

彼女はボクの生き甲斐だから。

彼女はボクだけの大切な人だ、誰にも渡さない。

彼女と出会って8か月が過ぎた。

どうしたんだろう、最近毎晩泣いているみたいだ。

彼女を悲しませる奴は、ボクが絶対に許さない。

彼女の悲しみはボクの悲しみだから。

彼女と出会って10か月。

ある日、突然彼女が救急車で運ばれた。

それを知ったボクは、目の前が真っ白になっていくのを感じた。



ボクは眩しい光の中で目が覚め、目の前の女性を見つめてこう言った。



やっと会えたね、、、お母さん。