「ほんと?やったー、最近好きなのは𓏸𓏸って作品でね。日常に潜む、これって何?なんでこうなったんだろーって謎について考える…青春ミステリーと言ったらいいのかな」
「おもしろそう。
ネトフリで見れるなら見ようかな」
飯島くんはにこっと微笑んでくれた。
刺された。
私は胸をぎゅっと手で抑える。ときめきの過剰摂取で胸が痛い。
もうえぐい、もう好き。こんな早口オタク喋り女に微笑んでくれて。それにお世辞かもだけど見てみる言ってくれるとかさ、てか笑顔可愛い。愛嬌の塊すぎる。自分とは正反対すぎるから、すごく惹かれる。

