文化祭当日。
体育館には、普段とは違う照明とスピーカー、そして期待に満ちたざわめきが渦を巻いていた。
緞帳(どんちょう)の裏――。
ステージに出る直前、麻里奈は胸の奥で高鳴る鼓動を止められずにいた。
「……手、冷たい」
自分の指先を見つめてつぶやくと、隣にいた大和がそっと手を差し出した。
「ほら」
驚いて顔を上げると、大和は照れくさそうに笑っていた。
「手、あっためとけって。ダンスのとき、つなぐからさ」
「……うん。ありがとう」
その手を取った瞬間、胸のざわつきがふっと落ち着いた。
――隣に、この人がいる。それだけで、勇気が湧く。
司会のアナウンスが響く。
「次のステージ、ユニット“Twilight Notes”――」
体育館が静まり返る。
ライトが灯り、空気がしんと張り詰める。
麻里奈と大和は視線を合わせ、軽く頷いた。
体育館には、普段とは違う照明とスピーカー、そして期待に満ちたざわめきが渦を巻いていた。
緞帳(どんちょう)の裏――。
ステージに出る直前、麻里奈は胸の奥で高鳴る鼓動を止められずにいた。
「……手、冷たい」
自分の指先を見つめてつぶやくと、隣にいた大和がそっと手を差し出した。
「ほら」
驚いて顔を上げると、大和は照れくさそうに笑っていた。
「手、あっためとけって。ダンスのとき、つなぐからさ」
「……うん。ありがとう」
その手を取った瞬間、胸のざわつきがふっと落ち着いた。
――隣に、この人がいる。それだけで、勇気が湧く。
司会のアナウンスが響く。
「次のステージ、ユニット“Twilight Notes”――」
体育館が静まり返る。
ライトが灯り、空気がしんと張り詰める。
麻里奈と大和は視線を合わせ、軽く頷いた。


