「お前に秘密漏らすんじゃなかった」
「まぁ、俺しか知らないんだし、
他の奴も自分達の話してて、
俺らの話なんて、誰も気にしてないって。」
「そういう問題じゃないだろ。
ってか輝以外に、秘密ばれたんだよ。」
俺は、細心の注意をはらい、そう言った。
「え、誰にだよ。もしかして、」
「ぁあ、そのもしかして、だ。」
「それ、ただ単に秘密バラされたくないから
マジになってるだけだろ。
恋愛感情ないなら、辞めとけよ。
お前も彼女も得なことなんかねぇ。
俺、あの昭和女に昼休み会いに行ってやるよ。
俺から言ってやる。」
「はぁっ?」
「ただ単に、頭がいいだけの女だろ。
いじめられてんのは、可哀想だけど、
外見も可愛いわけじゃないし、俺が釘さしてやるよ」
「外見は、お前の価値観だろ。」
「まぁ、俺に任せろって」
そこで、タイミング良く、チャイムが鳴り、
移動教室とかで、いつの間にか昼休みになっていた。


