「あ、やっぱり佐奈さんだ。 また来てくれたんですか?」 「うん。翔(ショウ)居る?」 「はい。居ますよ。 ご案内します。」 佐奈さんが手馴れたように若い黒服の人に対応してもらい、 私たちは建物の中に入った。