「何なのこれ………!?!?」
翌日机の上にはたくさんの落書き。
バカ、死ね、消えろ、アバズレーーー。
ありえないほどの暴言が、机を纏っていて。
スマホが突如鳴る。
底辺高校だから、何があるか分からないからクラスラインには入っておけ。
社交辞令だと父親から言われていたから、ラインからだろう。
クラスライングループを見ると、悪口ばかり。
それも特大級の悪口がわんさかと……。
勘違い女、喪女、芋女ーーー。
机の文字と変わらないとは………この事か。
こんな事をしているのは、なんとなーく目星がつく。
ガラガラと音を立てて入ってきた、その犯人。
春奈だ。
確か彼女は、翔の姫だったという噂を聞いた。
っていうか、姫なのにどうしてあいつは私なんかに構うの………?
ダンっと机を鳴らして、私の前へやって来た春奈。
「あらあら、机が汚れてる。かわいそー」
春奈の隣に、二人の腕を組んだ二人組が何やらコソコソ。


