無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「まあ、落ち着いて」

穏やかな声とともに、竹田主任が間に入った。

「白石さん。忙しかったとはいえ、あってはならないミスだ。気をつけてほしい」
「はい……」
「ただ、この件は園全体の連絡体制にも問題がある。口頭だけで済ませず、掲示や共有ノートを使うなど、仕組みとして改善が必要だった。そこは俺の配慮不足でもある」

そう言ってから、竹田主任は小林さんに視線を向けた。

「それと、小林さんはもう少し他の言い方があると思うよ。白石さんの現状は君も聞いているだろう?」
「……な、私はそんな……」

言いかけた小林さんは、言葉を飲み込み、唇をきゅっと噛んだ。
頬が赤くなっている。
竹田主任に注意される小林さんを見るのは、初めてだった。
普段は冗談を言い合う間柄なのに。

「先輩でもあるんだから、サポートしてやってくれ」
「……わかりました」

絞り出すような返事だった。
竹田主任はそれ以上追及せず、今度は私に向き直る。
「白石さんも、無理はするな。休んでもいいし、何かあれば相談してくれ。そのために、状況を報告してくれたんだろう?」
「……ありがとうございます」

穏やかな言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなった。

やっぱり竹田主任が犯人だなんて、どうしても思えなかった。