無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「実はね、千沙ちゃんの事件にかかわった代行業者が大きな犯罪組織の一部で、今湊さんが担当している事件にも関わっている可能性が出てきたらしいの。それで急遽、捜査二課も加えて招集がかかって、彼はその捜査チームの主要メンバーに選ばれたの」
「え、じゃあ、こんな夜遅いのに仕事に?」
「そうなの。しかも一刻を争う事態らしくて、しばらく警察署に寝泊まりするかもしれないって」
「そんな……」

じゃあ、湊さんにはしばらく会えないということなのだろうか……。

犯罪の火種を消せることは喜ばしいことだ。
でも、私の中にくすぶる想いは、いつになったら彼に伝えられるのだろう……。

美湖さんは他にも彼から伝言を預かっていた。
今滞在しているホテルは落ち着くまでいていいが、そのあとは美湖さんと一緒に私の家に戻ってほしいとのことだった。

スマホを見ると、湊さんからメッセージも届いていた。
文面の最初は、謝罪の言葉があった。
あの夜のキスのことが最初に。
そして、今回の事件で結果的に私を傷つけてしまったことについても記されていた。
彼に非は一切ないのに、もう少し穏便に事件を解決する手段がとれたはずだと、自分の捜査の甘さを詫びていた。

次に、美湖さんに託した伝言と同様のことが記され、自分も一緒にいたいが仕事が落ち着くまではどうしても難しいこと。
それ以外ならできる限りのことをするから、何でも言ってほしい、という言葉が並び、最後は私への気遣いで締めくくられていた。