無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「美湖さん……⁉」
「千沙ちゃん……よかった……!」

泣きそうな顔をしながら喜んでくれた彼女の顔を見ると、緊張感が一気にほどけて思わず涙をこぼしてしまった。

私が調書を取られている間に湊さんが兄に連絡してくれたのだという。
仕事で忙しいので、代わりに美湖さんがこうして車で駆けつけてくれたのだった。「夜遅くて遠いのに……本当にどうもありがとう、美湖さん」
「ううん。犯人が捕まったのはいいけれども、千沙ちゃんがかなり大きなショックを受けているだろうからって言われて。事情は湊さんから全部聞いたよ。……つらかったね」

私は小さく笑って見せた。
ぎこちない笑顔なのが自分でもわかる。大好きだった先輩に実は嫌悪されていたと知るのは、たしかに心に傷を負うことだった。
久しぶりだけれどもいつもと変わらない義姉の微笑が胸に沁みて、少し泣きそうになる。
湊さんの心遣いにまた深い感謝を覚えた。

「あの……湊さんは今どこに?」

おずおずと私が聞くと、美湖さんは少し気遣うような口調になった。