無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜



小林さんに連れられて、園の近くの建物の裏に入った。
人が足を踏み入れないどころか、声を上げても聞こえなさそうな場所だ。
私は嫌な緊張を覚える。

小林さんは冷ややかな顔を浮かべながら単刀直入に言った。

「今すぐこの園をやめて、私のこともけして口外しないで」
「な……そんなことできません」
「じゃあさっき撮った画像、警察に提出するだけじゃなく、ネット上に拡散してもいいってことね?」

私は口ごもる。
たとえ、さっきの画像が後ろ姿だけだったとしても、保育園や病院の名前が伏せられて投稿されたとしても、ネット上に公開すれば何十万という人に見られてしまう時代だ。
子どもたちや保護者に悪い影響を与えてしまうし、下手したら兄にも迷惑が掛かってしまう。
もしかしたら湊さんにも――。

体中から血の気が引くのを感じる一方で、あまりに理不尽な扱いに憤りも芽生える。