無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

重い気持ちを引きずったまま通勤した。

この前のようなミスはもう繰り返せない。
気を張ったまま仕事をして、夜勤に臨もうとした頃だった。

「白石先生、保護者から伝言です」

入ってまだ数週間の新人の女の子が、小さなメモ紙を差し出してきた。

私と小林さんの連絡失念の一件以来、園には『伝言は必ずメモ用紙で渡す』というルールができていた。
以前から付箋などを持ち歩く職員はいたけれども、改めて各自でペンと何らかの紙を携帯し、伝言は文字に起こして渡すことになっていた。
彼女が差し出したのは大きめの付箋だった。

「のどかちゃんが風邪症状ありで、ひどければお迎え連絡希望ね。ありがとう」

目を通した後に、ふと気づく。

「この付箋、ちょっと変わってるね。二枚重なってる?」