無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜



なかなか寝付けないまま、朝を迎えた。
夜通し考えて、自分の中にくすぶっていた衝動を認めた。

俺はもう待てなくなっている。
守りたい気持ちが強くなるにつれて、千沙さんへの欲もどんどん増していっている。

そばにいられるだけで充分幸せだと思っていたのに、それがかえって逆効果になってしまった。

自分にこんな感情的な部分があるなんて思いもよらなかった……。

彼女に早く俺への思いを決断してほしかった。
そのためには、事件の進展が必要だ。

熱いシャワーを浴びたあと、いつもより早くに出勤した。

その日の仕事を集中して片付けた退勤後、改めて今回の事件のことを最初から確認しなおしてみた。

竹田主任でなければ、犯人は誰なのか。
千沙さんが知らないところで彼女に負の感情を抱いている人物であることは間違いない。

それが、私生活と職場のどちらの関係者なのか。
もしくはまったく関係ない筋で、そういう人物がいるのか。

PCを開いたデスクに資料を散乱させ、犯人を特定するための今後の捜査方針などを考える。
時刻はまもなく二十時を指そうとしていた。
そろそろ千沙さんの退勤時間だ。

今夜は会いに行くべきだろうか……。

昨晩のことのせいで、判断がつきかねていた。