無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

「はい……。でも竹田主任への疑いは晴れたのでは?」
「完全にではない。もうすこし犯人の心理を探っていきたいんだ」
「そうですか……」

表情が曇る彼女に俺は矢継ぎ早に訊いた。

「君が彼を疑ったのはそれ相応の理由があったからなんだろう?」
「はい……・」

言いにくそうにしていたけれども、千沙さんは話し出した。

「実は、あの方が私に好意を持っていると聞いたんです」
「好意? 誰から?」
「小林さんという先輩からです。ずっと前からそんな様子だったけど気づいてたか、って。私はそんなはずないと思ったんですけれども、その先輩は私は竹田主任との付き合いが長いからわかる、って……。だから私もつい邪推してしまったんです」

そこまで言うと、千沙さんは恥ずかしげに笑った。

「でも監視カメラの件から考えると、やっぱり私の思い上がりだったみたいですね……」

俺は千沙さんのその顔をまじまじと見つめた。
彼女のこの笑顔にはどんな気持ちが隠れているのだろう。
ほっとする気持ち?
それとも、期待が外れた苦笑い?

千沙さんが竹田主任から好意を寄せられていると聞いて、思いのほか動揺している自分がいた。