無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜

周辺捜査の結果、新たな被害とみなせるようなことは起きておらず、犯人の目星となるような人物も見当たらない。
また付近の住人からも不審者情報などはよせられておらず、監視カメラに映った男のような人物も目撃されていない。
そういったことが説明された。

そして、壊された監視カメラのメモリも復元して確認してもらっていた。
どうやら犯人はカメラの存在に気づいていて、映らないように近づき破壊したらしい。
映像には人影どころか、犯人の手掛かりになるようなものすら映っていなかったことが報告された。

もう少し踏み込んだ操作結果が聞きたかったが、千沙さんに直接被害が及んでいない今は、ここまでが関の山だろう。
あとはこちらで調べて事件解決の糸口を見つけるほかなかった。

そこで俺は手続きを踏んで生活安全課に付近の路上カメラ映像の確認を依頼した。
もしあの帽子の男が路上カメラにも映っていたら、そこから足取りを掴めないかと踏んだのだ。

幸い千沙さんのマンションの入口付近に、路上カメラが置かれていた。
被害があった時間帯に絞れば必ずあの男が映っているはず。
そう期待して待った。