「ごめんなさい。私がもっと気をしっかり持てばこんなご迷惑をおかけしなかったのに……。どうしても主任だとは思えなくて……」
「いや、冤罪はあってはならないことだ。むしろ早計に走らないきみの強さがすばらしいよ。怖くて仕方ないだろうに……きみはやっぱり強い人だな」
「そんなことは……」
湊さんは少し間を置くと、静かに訊いた。
「彼ではないと思う理由があるのか?」
「……いえ、これと言って確実なものはないんです……。でも入社したときからずっとお世話になってきた方だから……」
ミスをした時も毅然と対応してくれた主任の様子を思うと、とてもあんなひどいことをするような人には思えなかった。
でも、湊さんにミスをしたこと言えなかった。
しっかり仕事しながら見極めると彼に宣言した以上、頼りないと思われたくはなかったからだ。
「とにかく、主任はとてもいい人なんです。犯罪を犯すような人にはどうしても思えなくて……」
あいまいに返答になってしまったけれども、湊さんはそれ以上詮索しなかった。
「いや、冤罪はあってはならないことだ。むしろ早計に走らないきみの強さがすばらしいよ。怖くて仕方ないだろうに……きみはやっぱり強い人だな」
「そんなことは……」
湊さんは少し間を置くと、静かに訊いた。
「彼ではないと思う理由があるのか?」
「……いえ、これと言って確実なものはないんです……。でも入社したときからずっとお世話になってきた方だから……」
ミスをした時も毅然と対応してくれた主任の様子を思うと、とてもあんなひどいことをするような人には思えなかった。
でも、湊さんにミスをしたこと言えなかった。
しっかり仕事しながら見極めると彼に宣言した以上、頼りないと思われたくはなかったからだ。
「とにかく、主任はとてもいい人なんです。犯罪を犯すような人にはどうしても思えなくて……」
あいまいに返答になってしまったけれども、湊さんはそれ以上詮索しなかった。



