4時間目の社会の試験が終わり、約1時間の休憩時間が始まった。
他の教室には立ち入り禁止なので、同じ教室に友達がいない僕は一人さみしくぼっち飯だ。
荷物置き場に置いていた自分のリュックから弁当箱を取り出し、席に戻ってフタを開ける。
のりたまがかけられた白ご飯に唐揚げ、だし巻き卵にブロッコリー、ナポリタンペンネ。
だし巻き卵を箸でつまみ、口に運ぶ。いつも通りのだしの味が口の中に広がった。
朝見たときは『こんな量食べれるわけないだろ』と思っていたけど、弁当の中身を見た瞬間に猛烈におなかがすいてきた。我ながら現金だ。
マスクの下で口元を緩めながら、僕は唐揚げに手を伸ばした。



