美沙「言ったわね。その言葉忘れないわよ」
正樹「ああ、負けたら何でも言う事きいてやるよ」
美沙「私もきいてあげる。キスでも何でもし てあげるわよ。まっ、私が負ける事はないけどね」
正樹「よし、じゃあ、決まりな。そうと決まれば、こんな所にいないで、早く帰って勉強しないと」
美沙「こんな所で悪かったわね」
正樹「あ、そうそう、玉子焼きうまかったぞ」
美沙「・・・」
正樹、部屋を出て行く。
美沙、ドアを見つめている。

○学校・廊下
テストの結果が貼り出され、生徒達が見ている。
その中に正樹と美沙がいる。
正樹は五位、美沙は七位。
正樹「よっしゃー、どうだ、俺の底力見たか」
美沙「・・・」
正樹「約束守れよ」
美沙「いいわよ。何でもしてあげる。で、何がいいの?キスでもしてあげようか?」
正樹「そんなのいらねえよ」
美沙「もったいない。せっかく十八歳のかわいい乙女がキスしてあげようかって言ってるのに」
正樹「もったいない?誰がかわいいって?」
美沙「私が」