正樹「そっか、だからいつもの味とちょっと違ったのか」
美沙「どうせお母さんとは違いますよ。文句があるなら、これもあげないわよ」
正樹「お前、性格悪いな。そんなんじゃ、男出来ないぞ。杏子ちゃんはこんな性格の悪い男女になっちゃダメだよ。って杏子ちゃんは大丈夫か」
杏子「・・・」
美沙「うるさいわね。どうせ私は性格悪いわよ。男女ですいませんでした」
杏子「あ、正樹君、良かったら私のお弁当食べる?味はちょっと自信ないけど」
正樹「・・・」
美沙「バカ。杏子に迷惑かけるんじゃないわよ」
美沙、正樹にコンビニの弁当を渡す。
美沙「どうせ余っても捨てるだけだから」
正樹「じゃあ、遠慮なく」
美沙「五百円だから」
正樹「えっ」

○美沙の部屋(夜)
美沙が部屋に入る。
美沙、風呂上りでバスタオルを首に巻いている。
正樹がベットで横になっている。
正樹「よおっ」
美沙「何やってるのよ、私の部屋で」
正樹「お前に用があって来たら、おばさんが、今お風呂に入ってるから部屋で待ってればって」
美沙「まったくお母さんは。年頃の娘の部屋に勝手に入れるなんて。少しは心配じゃないのかしら」