正樹「じゃあ」
正樹、雨の中を傘を差さず走って行く。
正樹の背中を無言で見送る杏子。
○学校・教室(昼)
美沙と杏子がランチを食べていると、正樹が駆け寄って来る。
正樹「腹減った」
杏子「正樹君、大丈夫なの?」
正樹「何が?」
杏子「・・・」
美沙「ほらね」
正樹「お、うまそうな玉子焼きじゃん。いただき」
正樹、美沙の弁当から玉子焼きを取る。
美沙「ちょっと待ちなさいよ。それ、私のよ」
正樹「いいじゃないかよ、ちょっとぐらい。どうせ中身は一緒なんだからよ」
美沙「残念でした。あんたのはコッチ」
美沙、コンビニの袋を指す。
正樹「何だよ、これ。今日はコンビニの弁当かよ」
美沙「仕方ないでしょ。お母さん、朝から出かけちゃったんだから。それに少しは感謝しなさいよ。うちのお母さんが、一人分も二人分も大して変わらないからって、あんたの弁当まで作ってあげてるんだから」
正樹「おばさんには感謝してるよ。でも、じゃあ、それは」
正樹、美沙の弁当を指す。
美沙「これは私が作ったの。コンビニの弁当でも感謝しなさいよ。あんたのために買ってきてあげたんだから」
正樹、雨の中を傘を差さず走って行く。
正樹の背中を無言で見送る杏子。
○学校・教室(昼)
美沙と杏子がランチを食べていると、正樹が駆け寄って来る。
正樹「腹減った」
杏子「正樹君、大丈夫なの?」
正樹「何が?」
杏子「・・・」
美沙「ほらね」
正樹「お、うまそうな玉子焼きじゃん。いただき」
正樹、美沙の弁当から玉子焼きを取る。
美沙「ちょっと待ちなさいよ。それ、私のよ」
正樹「いいじゃないかよ、ちょっとぐらい。どうせ中身は一緒なんだからよ」
美沙「残念でした。あんたのはコッチ」
美沙、コンビニの袋を指す。
正樹「何だよ、これ。今日はコンビニの弁当かよ」
美沙「仕方ないでしょ。お母さん、朝から出かけちゃったんだから。それに少しは感謝しなさいよ。うちのお母さんが、一人分も二人分も大して変わらないからって、あんたの弁当まで作ってあげてるんだから」
正樹「おばさんには感謝してるよ。でも、じゃあ、それは」
正樹、美沙の弁当を指す。
美沙「これは私が作ったの。コンビニの弁当でも感謝しなさいよ。あんたのために買ってきてあげたんだから」

