いつも一緒

正樹「そりゃ、まあな」
美沙「て言うか、デートの日ぐらい天気予報確認しなさいよ。大雪で家に帰れないなんて、シャレにならないわよ」
正樹「うるせえな、仕方ないだろ」
美沙「あんたは昔からそうなんだから。大事な日に、必ず一つは忘れ物するんだから。遠足の時はお弁当でしょ。ホント、私がいないとダメなんだから」
正樹「そんな事言うけどな。お前だって・・・」
美沙「私がどうしたの？」
正樹「あ、いや、何でもねえよ」
美沙「ほら、どうせそんな事だろうと思った」
正樹「うるせえな」
美沙「おおっと、それじゃ」
正樹「ああ」
美沙、自分の家に入る。
正樹、美沙の家の隣の家に入る。

○学校・教室（昼）
昼休みで教室でランチをする生徒達、校庭で遊ぶ生徒達がいる。
美沙と杏子がランチの準備をしている。
杏子「正樹君、大丈夫かな？」
美沙「大丈夫よ。どうせ仮病なんだから。あいつのいつもの手。ちょっと夜更かしして眠いと、お腹痛いって言って、保健室行くんだから」
杏子「そうなの？」
美沙「そう。もうそろそろ、お腹空いたって戻って来るわよ」
杏子「・・・」