いつも一緒

正樹「何バカな事言ってるの」
母「バカな事かしら」
正樹「そうだよ」
母「残念だわ」
正樹「おばさんには本当に感謝してるからさ。俺にとって、お袋の味はおばさんの手料理だから」
母「嬉しい事言ってくれるわね。だいぶお世辞うまくなったんじゃない」
正樹「お世辞じゃないよ。うちのダメ親が色々迷惑かけて。これからもおいしい手料理お願いします」

○美沙の部屋・昼
部屋には誰もいない。
外は雨が降っている。

○街
雨の中を急いで歩く正樹。
正樹、腕時計を見る。
時刻は九時五十分。

○学校・廊下・回想
正樹と美沙が廊下に張られた試験結果を見ている。
美沙「今度の日曜日、朝十時に駅前の公園で待ってるからね」