「だったら何で私の事避けるの?ってストレートに聞いてみれば良かったじゃん?」



梨花はまた鋭い指摘を私に投げ掛ける…



「聞いたってば…でも、もう未知と馴れ馴れしく話したくないって言われて、それっきりだった…」



今思っても酷い話だよ



「何かその当時黒田くんの勘に触ることでもしたんじゃないの?嫌われることとか?もう話したくないって言われるような事とかさー??」



梨花は何かを考えながら言葉を発する



「その当時私も凄い考えたんだけど…何も思いつかなかったんだよね…」    



まあもう3年も前の事だからね…



私は下を向いて鞄を握りしめながら思いに耽る

  

「そっかー…ってかやばいよ⁈未知授業始まるよ⁈」



🎵キーンコーンカーンコン🎵



一時間目のチャイムが鳴る中、梨花に急かされ、私は早足で教室に向かった…