泣いて走り去った私は自分が本当に哲司が好きだった事に気付いてしまう…



見たくなかったな…



あんなシーン…



心のどこかで、哲司の一番身近にいる女の子は自分だと自惚れていたかった…


あーあ…



ちゃんと気持ち伝える前から振られちゃった…



私は落ち込んで、トボトボと帰り道を歩いた…



ふと昨日の忘れ物を取りに行こうと料理研究部の部室に行くと、土曜日なのに部室にいる岩田先輩に会ってしまう…