「そんなんじゃないってば⁉︎岩田先輩は優しいから、部員のみんなを気にかけてるだけ⁉︎私に気があるとか絶対にそんなんじゃないから…」



私は梨花の言葉を打ち消すように必死に否定した…



「いやいや。あれは絶対に未知に気がある系だね。だって私なんて声かけられた事一度もないもん」



いいなー未知は…



梨花は口を尖らせている…



「最近私がボーッとしてる事が多いから、単に心配してくれただけだよ」



そんなやましい気持ちなんてある訳ないから…



私はやっぱり梨花の言っている事を全力で否定する…



梨花はそうかなー?絶対にそうだと思うけどなー?と腑に落ちなそうにしながらも去って行った…



岩田先輩が私に気があるとか、そんな事ある訳ない…



私は梨花の意見を再度全力で否定し、気にしないようにするのだった…