時は江戸。この時代日本5大美女がいると言われていた。
花見屋の花魁、雪椿と夏ゆりという2人の花魁。夜空館の流星と雷夢という2人の花魁。あと1人は私は知らないんだ。
そして私にはある秘密がある。雪椿と夏ゆりは私の姉だということ。私たち三姉妹は全員で親が違う。長女の雪椿姉さんの父親は貴族の血族。
次女の夏ゆり姉さんの父親は外国と貿易をしていた大金持ち。末っ子の私のお父さんは外国人の売れない落語家...
圧倒的に2人の姉さんの方が裕福な暮らしをしていたんだ。
かつて私たち三姉妹のお母さんは国でいちばん美しいと言われていたの。そしてなんと私のお父さんは絶世の美男！
だけどある日誰かの手によって2人とも殺されてしまった。お母さんは今まで離婚再婚を繰り返していたからなしょうがないと世間では言われているんだ。
だから私たちに親はいない。だからこうして接客業をしてお金を稼いでいるの。
最初はお客さんと話をするだけで楽しかったし、お金も入った。
でもある日突然姉さんに仕事をもらえなくなったの。
それで気づいたらもう全て嫌になっていた。何も楽しくなくて、なにも悲しくなくなってた。
そんな私を変えてくれたのはこれから出会う仲間だった。