「ちょっと俺の話していい?」
私に話す事なんてあるのかな?
「いいよ」
「俺さ、五歳位の時に家族で海に行ったんだ。そん時に迷子になってさ、まだ自分で
判断も出来ない年頃だからそれはもうパニックだった」
「えっ。それで?」
「他の観光客もいっぱいいる海のエリアだったから見回りの人に迷子センターに連れてってもらった。でも俺は凄い怖かった。
今となっちゃ情けないけどな」
「全然普通でしょ。私でも怖かったと思うよ。」
「でも、同じ年頃の子もいたはいた。
その中で、一人の女の子が迷子センターに
居る子供に海で拾ったのかな。貝殻と
飴を渡していたんだ」
