王子様?笑わせないで

「あ、ごめんなさい。ばれないように
しようとしたんだけど」
「せっかくだし、ちょっと来て」こっちに
来てと手招きされる。いやだから何で?
 

「えっと?」
でもばれたしいっか。
半信半疑に隣に座る。
「田鶴風さんは、ずっとここにいるの?」
「なんか景色いいじゃん?」
田鶴風さんが示した方向には
藍色の暗いそらに
無数の光が輝いていた。
「うわぁ。確かに綺麗。私こういうの
結構好きだよ。暗い中での星」
「なんか雫好きそう」無表情で田鶴風さんが呟いている。

 
なんか星好きそうって
言われたのが嬉しかった。