ガサゴソ。
隣から音が聞こえる。誰が隣だろ。
隣を向くと、黒髪ですっとした顔立ちが
座っていた。
これは田鶴風さん?この間話した通称王子様
「!田鶴風さんの隣、雨宮さんだ!」
「いいな~」羨ましいような目を
クラスメイトから向けられる。
こっちもそういう人が隣だと、気が散るというか、集中できるかな。
一抹の不安が頭をよぎる。
ホームルームが終わり、灯が近くにやって来る。
「ちょっと!雫ヤバイよ、王子様と隣なんて運良すぎない?!」
「運がいいのか。悪いのか」思わずそう呟く。
「まったく!雫は王子様に興味関心無いよね本当に、仲良くしたりすると嫉妬した女子が爆発するかもだから、逆に雫位が隣の方が
いいのかもね」納得したように、灯が言う。
