王子様?笑わせないで

「おっはよ!雫、学園馴染めた?」
後ろから、灯が走ってやって来る。
「おはよう、灯、まだ知らないとこはあるけど慣れてきたよ」
「そう?なら良かった」
転校初日から約1週間が経った。
しっかり、勉強はもちろん、学園内にも
慣れてきたし、順調だ。
そしてこうして、下の名前で呼び合える位に
灯と仲良くなることができた。




「ねぇねぇ雫ちゃん、この花ケ崎学園の
王子様って呼ばれてる、人がいるの知ってる?」
休み時間、灯と話していると、クラスの女の子たちが話しかけてくる。
綾瀬さんと、木下さんだ。
「王子様?知らないな」首を傾げると
綾瀬さんは「だよね、やっぱり!これは
知っといた方がいい情報、この学園には
、まあ沢山顔面偏差値高めな人が居るんだけど、とにかくザ、王子様って感じの
成績良し、運動神経良し、スタイル、ビジュアル完璧な、田鶴風蓮っていう生徒がいるの」