空は自分の境遇も隠さず二人に話した。何の後ろ盾もない自分が本当に隼人の側にいて良いのかと、昨日のおばあ様のお話で考えてしまったのだと正直に話した。
それを聞いて隼人は、空でないとダメなんだ。空の作ってくれる料理を食べて空の笑顔を見ると癒されるんだと言ってくれた。
そして高校の時から自分には空以外の女は考えられないし、空以外の女は抱く気にもならないと言った時には、空は恥かしくて真っ赤になってしまった。よくも親の前でそんな事を言えるもんだとびっくりした。
そしてその後隼人は昨日のおばあ様の件についてご両親に話した。
「昨日、グランマは空を自宅に入れるわけにはいかないと言って空にはホテルに泊まって貰えって言ったんだ。婚約者だって言ったのに、ソーニャさんが婚約者なのに家に上げるわけにいかないって、いったいどうなってんの。日本に行く前にその話は断って破談になったはずじゃないのか?」
「隼人も空さんも申し訳ない。実はモントリオールのゴードンホテルの改装に融資をお願いしていた銀行がどうも経営状態が良くないみたいでほとんど決まりかけていたのに急に融資はできないと言ってきて、発注もすんでいるし工事も始める寸前の話だったんだ。それで会長がソーニャさんのお父様の銀行に話を通したらしくただ目星がついたとしか聞いていなかったんだけど、詳しく聞くとソーニャさんと隼人の婚姻ありきの融資の話だったらしいんだ」
「そんなことグランマが勝手に決めてきたのか?」
「どうもそうらしい。今後も、そう言うつながりがあれば有利だし隼人も後ろ盾ができるから、次期社長としても安泰だろうと言ってるんだが、隼人にその気がないなら工事は少し遅らせても、他の銀行にあたるから心配するな。隼人を身売りさせるみたいな政略結婚なんか考えてもいない。前にも言ったように隼人がこの仕事をやりたいならまだしも、パイロットとして働きたいなら隼人は自分のしたい事をすればいいんだ」
「ありがとう。それを聞いて安心した。俺はできたらパイロットとしてずっと働きたいんだ。でも、ゴードンを継がなければいけないなら四十五歳まではパイロットとしてやらせてもらえば、その後でもよければ頑張る気持ちはあるんだけど、先日やっと機長の試験にもパスしたんだ。まだまだパイロットとして学ばなければいけないことは沢山ある」
「まあ、そうなの。おめでとう。その年で機長なんてすごいわね。まだあと四~五年は無理だろうねってこないだもお父さんと話していた所なのよ」
「すごいな、隼人。頑張っているんだな。父さんもこんな所で寝てる場合じゃないな。早く退院してモントリオールの件を片付けないと、隼人に申し訳ないよ」
「はい。隼人さんすごいんです。NOAでも最年少の機長なんですよ。ごぼう抜きで機長に昇進したんです」
と空は胸を張って嬉しそうに話した。
その様子を見てご両親は健気な空に拍手を送ってくださって、空は恥かしくて真っ赤になってしまった。
それを聞いて隼人は、空でないとダメなんだ。空の作ってくれる料理を食べて空の笑顔を見ると癒されるんだと言ってくれた。
そして高校の時から自分には空以外の女は考えられないし、空以外の女は抱く気にもならないと言った時には、空は恥かしくて真っ赤になってしまった。よくも親の前でそんな事を言えるもんだとびっくりした。
そしてその後隼人は昨日のおばあ様の件についてご両親に話した。
「昨日、グランマは空を自宅に入れるわけにはいかないと言って空にはホテルに泊まって貰えって言ったんだ。婚約者だって言ったのに、ソーニャさんが婚約者なのに家に上げるわけにいかないって、いったいどうなってんの。日本に行く前にその話は断って破談になったはずじゃないのか?」
「隼人も空さんも申し訳ない。実はモントリオールのゴードンホテルの改装に融資をお願いしていた銀行がどうも経営状態が良くないみたいでほとんど決まりかけていたのに急に融資はできないと言ってきて、発注もすんでいるし工事も始める寸前の話だったんだ。それで会長がソーニャさんのお父様の銀行に話を通したらしくただ目星がついたとしか聞いていなかったんだけど、詳しく聞くとソーニャさんと隼人の婚姻ありきの融資の話だったらしいんだ」
「そんなことグランマが勝手に決めてきたのか?」
「どうもそうらしい。今後も、そう言うつながりがあれば有利だし隼人も後ろ盾ができるから、次期社長としても安泰だろうと言ってるんだが、隼人にその気がないなら工事は少し遅らせても、他の銀行にあたるから心配するな。隼人を身売りさせるみたいな政略結婚なんか考えてもいない。前にも言ったように隼人がこの仕事をやりたいならまだしも、パイロットとして働きたいなら隼人は自分のしたい事をすればいいんだ」
「ありがとう。それを聞いて安心した。俺はできたらパイロットとしてずっと働きたいんだ。でも、ゴードンを継がなければいけないなら四十五歳まではパイロットとしてやらせてもらえば、その後でもよければ頑張る気持ちはあるんだけど、先日やっと機長の試験にもパスしたんだ。まだまだパイロットとして学ばなければいけないことは沢山ある」
「まあ、そうなの。おめでとう。その年で機長なんてすごいわね。まだあと四~五年は無理だろうねってこないだもお父さんと話していた所なのよ」
「すごいな、隼人。頑張っているんだな。父さんもこんな所で寝てる場合じゃないな。早く退院してモントリオールの件を片付けないと、隼人に申し訳ないよ」
「はい。隼人さんすごいんです。NOAでも最年少の機長なんですよ。ごぼう抜きで機長に昇進したんです」
と空は胸を張って嬉しそうに話した。
その様子を見てご両親は健気な空に拍手を送ってくださって、空は恥かしくて真っ赤になってしまった。



