俺様御曹司はパイロットになって愛しい彼女を迎えに来る

そんな事より引っ越しの片づけだ。まずはキッチンを何とかしないと、朝の食事も作れない。作るつもりがあるかどうかわからないが…

それから二人で黙々と働いた。大部分の箱はキチンと場所で分けられていたのでLDKのものは何とか片付いた。

あまり荷物も多くない。家具などは明日の午前中にこっちで買ったものが届くらしい。

とりあえず朝くらいは自分で作るようにしなければと言って、二人で買い物に行くことにした。

パイロットは体が資本なのだ。外食ばかりや朝食を抜くとかは良くない。

ちょっとしたものは作れるようにならないとと、空の”おかん根性”が、隼人の食生活を心配してしまう。

スーパーに行く途中にカフェもあり、そこでパン屋も併設しているのでパンも買える。

スーパーの帰りに明日の朝のパンも買って帰ってきたらもう夕方になっていた。

空は夕食を隼人の家で作ると言って隼人を大喜びさせた。

最低限の鍋やフライパンを買ってきたので、何とかなるだろう。調味料も最低限の物と、今日作る分のは揃えておいた。

今日美空は八時以降になるはずなので、早めに隼人の家で作って食べたら美空の分は持って帰ろうと思っていたら、美空から今日は友人と食べて帰るから夕飯はいらないとラインが来た。

休みの日には相手の勤務状況を見て作るのが、二人のルールなのだが美空の料理の腕はおせいじにも上手だとは言えないので、たいてい空が勤務が早く終わるときも作っているのだ。

今日は隼人の手伝いがあると言っていたので気をきかせてくれたのだろう。なので今日は二人で隼人の部屋で食べることになった。

隼人が肉じゃがを食べたいと言ったので、家庭料理の鉄板の肉じゃがを作ることにした。

ほかにも冷蔵庫に入れて置ける作り置きのできるものを何種類か作るつもりだ。

空と美空の冷蔵庫にも健吾の冷蔵庫にもそんなものが入っている。

健吾も不規則なのでせめてお味噌汁は作れるようにと、空が特訓をしたおかげで何とか豆腐とわかめとねぎを入れたみそ汁は作れるようになった。

あとはご飯を炊いて冷凍の総菜をレンジで温めれば食べられる。