深夜0時のドッペルゲンガー





『ウソッ…しずく、イジメられてたの…?ごめんね私、ずっと…気づかなくて…』

スマホ越しでも心をえぐられる涙声。

私はすぐに、「違う!」と否定した。

「話さなかった私も私だもん。お願い咲、自分を責めないで?」

『う、ん…』

ぐすっと鼻をすする音がした。

正義感が強く、友達思いの咲。

予想通りの反応に、私はやっぱり話さない方がよかったかな…と思ってしまう。

…い、いや、話さなかったとしてもいずれバレるだろう。

『なんで話してくれなかったの?』って咲もショックを受けるだろうし…。

「落ちついて、咲…」

『ごめん…1番辛いのはしずくなのにね」』

「……」

なにを言うのが正解か分からず、黙ってしまう私。

すると、ある疑問が浮かんだ。

そういえば…

「咲、急になんで私に電話かけてきたの?だって普通なら、寝ている時間でしょ?」

『えっ…しずくがあんな写真を送ってきたからだよ…?』

「…へっ?」

なんのことか分からず、首を傾げる私。

『分からないの…?しずく、私とのライン見てみて?』

「えっ、あっ、うん」

言われた通りラインを開き、咲とのトークを開くと– –