深夜0時のドッペルゲンガー

目を開ける。

あれ…私、寝てた…?

目をこすりながらゆっくりと体を起こすと、少し短めの三つ編みが揺れた。

目の前には、見覚えのある風景が広がっている。

黒板、教壇、机と椅子。

– –教室だ。

だけど、ここには私しかいない。

おまけにだれの声も聞こえないし、窓の外も漆黒の闇– –

えっ?

なんでこんなに暗いの?

私、そんなに寝てた?

でも…もう夜だとしたら、私以外にだれもいなさそうな雰囲気にも納得できる。

慌てて記憶を辿っていく私。

えっと…あっ。

嫌なことを思い出してしまった。

私は今、とても嫌そうな顔をしているだろう。