日和:「だめだよ! そんなことしちゃ絶対にだめ!」
和泉:「日和?」
日和:「そんなことしたら和泉くんだってバスケができなくなるじゃない!」
和泉:「だけど日和…」
修一:「安心しろ和泉、実行犯の山口は水本がボコボコにしたし、このことはk高に言って問題にさせるって水本が言ってた。だから山城も罰を受けるはずだ」
和泉:「だとしても…くそっ、日和がそんな怖い思いしたってのにオレは何もできねーのか? この体中の怒りはどこにぶつけたらいいんだよ!!」
日和:「和泉くんこれ」
日和はカバンからリストバンドを取り出した
和泉:え?!
日和:「実はこれ作ってて夜更かしして寝坊しちゃったんだよね。で、慌てて向かってたら駅で捕まってあんなことに…ほんとは試合前に渡したかったんだけど」
そう手渡されたリストバンドには、IZUMIの文字とバスケットボールの刺繍がしてあった
和泉:「日和ーっ!! これオレの為に?! うっ……あ、ありがとう…」
日和:「和泉くんはもっともっと強くなってどんどん勝ち進んで…そしたらその山城って人にも一矢報いたことになるんじゃないかな」
美咲:「そうだよ和泉」
日和:「和泉くん、今日の試合おめでとうお疲れ様」
和泉:日和はオレのせいで怖い思いしたのに…オレのこと考えて…
和泉:「日和ーーっ…ぐっ…」
リストバンドを握りしめ大号泣の和泉
和泉の肩を抱く修一
日和に寄り添う美咲
そんな仲間に囲まれ涙する日和
控室で帰り支度をしているバスケ部
部員:「いやー今日はどうなることかと思ったな」
部員:「それな」
松本:「やっぱうちは和泉の調子にかかってんだな」
五十嵐:「だけどよくわかりました、和泉先輩のパフォーマンスは桐谷先輩が握ってるんだなって…」
五十嵐:あーあ、やっぱりかなわないな…
舞香:ほんとにね、私なんか思い知らされてばかりだよ…
部員:「だけど帰って来ませんね、和泉先輩」
松本:「ああ、もうほっといて先帰ろうぜ」
