和泉:「日和ごめんな、急に誘っちまって」
日和:「ううん、この映画 私も気になってたから嬉しいよ」
和泉:「そうか、ならよかった」
和泉:これはやっぱりデートだよな! 五十嵐のおかげで思いがけず日和とデート…デート… やばっ
和泉:「うっ…か、感動したっ…ダーーー」
大号泣の和泉
日和:「…うん、めっちゃよかった」
涙ぐむ日和
和泉:「だよな、まさか最後あそこでアイツが現れるなんて…うっう…」
日和:「ねっ、あの時もうだめだと思ったもん」
和泉:「う、泣かせるよな。あそこであの子がああ言わなかったら……」
日和:楽しいな…和泉くんと映画見てこうやって感想言い合って……
樹くんと映画見た時のこと思い出してしんどくなるかもって思ってたけど、和泉くんが豪快に泣くもんだから私も一緒になって入り込んでしまった
しばらく二人は周りの目も気にせず語り合っていた
和泉:「はあ~ こんなに映画見て盛り上がったの初めてだ。付き合ってくれてサンキューな」
日和:「私こそとっても楽しかった。誘ってくれてありがとう」
和泉:「じゃまた見に来ような」
日和:「うん」
和泉:よし! 次の約束もしちまった
和泉:「腹減った、なんか食いに行こうぜ」
ドーーン
和泉の目の前には、山盛りのパンケーキが並んでいた
和泉:「うおーすげーな、これがスペシャルか。日和は普通のでよかったのか?」
日和:「うん、だってそんなに食べられないよ」
和泉:「そうか、でもアイス一つしか乗ってないじゃないか! 日和の好きなバニラのアイスやるよ」
そう言って和泉は食べる前にバニラのアイスを日和のパンケーキに乗せた
日和:「わー、和泉くんありがとう」
和泉:「おう、食おうぜ食おうぜ」
手を合わせてから口に運ぶ日和
日和:「んーおいしい!」
日和の嬉しそうな顔を見て満足気な和泉
和泉:「そういや最近バイトの方はどうだ?」
日和:「うん、ちょっとずつねやらせてもらえることが増えて、今は盛り付けを少し手伝ってるの。こんな風にまだキレイにはできないんだけど」
和泉:「そうか、よかったな。今度食べに行くかな」
日和:「うん、来て来て」
和泉:「あーだけど、アイツ(水本)がいるからなー」
日和:「またそんなこと言って、ホントは仲良くできるくせに」
和泉:「いやそれはない」
日和:「もう、和泉くんたら…」
お皿いっぱいのパンケーキを制覇した和泉
和泉:「そうだ、もうすぐ大会あんだけど応援来てくれるか?」
日和:「うんもちろん、美咲と修一くんも誘って行くよ」
和泉:「おう、そんじゃ暴れまわってやる! 見てろよ」
日和:フフ…和泉くんといると癒されるなぁ
日和:「和泉くん、口の周りクリームいっぱいついてるよ」
和泉:「お、どうだ取れたか?」
日和:「まだここ」
そう言って日和は和泉の口を拭いてあげた
和泉:「サンキュー」
テラスに座る二人をにらみつける男
山城:N高の小林! もうすぐ大会なのに、女といちゃつきやがって…
一回戦 あいつさえいなければうちが勝てるかも…
