樹:「それでちょっと情緒不安定になってた頃、母方の祖母が病気になって…父が母と僕を日本に来させてくれた。おかげで僕は日和に出会えた」
日和:「うん、お父さんのおかげで私も樹くんに会えた。でも家族が離れ離れで寂しかったでしょうね」
樹:「うんでも、年に一度会えるか会えないかくらい忙しい人なのに、ちゃんと僕たちのこと見守っててくれて、祖母が亡くなった時には駆けつけてくれた」
日和:素敵なお父さん…でもその後 樹くんはアメリカに帰って行ったんだ
樹:「今回も父に頼んで日和に会いに来た。そして恋人同士になれた。だから絶対に手放さないよ」
樹:そしていつか日和をアメリカに連れて行き、会長に認めさせる
樹は日和をきつく抱きしめた
ピンポーン
シーン…
日和:あれ? 珠子さんいないのかな?
ガラッ
日和:開いてる…
日和:「こんにちは…」
ガタッ
奥の方で音がした
日和:「珠子さん、日和です。ストラップ持ってきました」
ドスドスドス…
日和:!!! だ、誰?!!
珠子の家に来た日和は突然知らない男が出てきたので焦って固まってしまう
珠子:「あら日和ちゃん、ごめんなさいね。急にこんな男が出てきてビックリしちゃったわね」
東屋 陽次:「こんな男って…」
珠子:「この人こんな顔で怖いかもしれないけど、うちの息子なのよ」
日和:む、息子さん?!
日和:「は、はじめ…まして…あ、あ桐谷日和といいます」
陽次:「陽次です、日和ちゃん おふくろと仲良くしてくれてありがとう」
珠子:「日和ちゃん、この前のケーキこの人が作ったのよ」
日和:え?! あのかわいいケーキを?
陽次:「今度店にも食べにおいでよ」
日和:「あ、ありがとうございます」
日和:あんなかわいいケーキを作れる人なんだから、きっと優しい人なんだろうな…怖がってしまって申し訳なかったな
ある日の放課後
日和:「和泉くん、修一くん家での勉強会一緒に行こう」
和泉:「あれ? 美咲は?」
日和:「修一くんと先に行ってるって」
和泉:「くそっ、あいつら絶対二人でいちゃついてるぞ」
日和:和泉くんたら…あっ…
女子:「好きです…」
日和はちょうど樹が告白される場面に出くわしてしまう
日和:樹くん…
樹:「ごめん、僕には大切な彼女がいるから…」
和泉:「ふーん、アイツもてるんだな」
樹:!!
日和に気が付く樹
一礼して走っていく女子
樹:「日和…」
日和:「い、樹くん…わ、私……」
樹は日和の首に両手を回し
樹:「ごめんね日和、ビックリさせてしまったね。今も言った通り僕には日和だけだよ」
そう言って日和の頭を優しく撫でた
和泉:おい!! 日和にくっつき過ぎじゃねーか!!
和泉:「日和、早く行くぞ」
樹:「今日は勉強会だったね、美咲ちゃんは一緒じゃないの?」
日和:「美咲は修一くんと先に帰ってしまって…」
樹:ということは、小林くんと二人きり…
樹:「じゃ送って行くよ」
和泉:「いらねーよ、日和にはオレがついてんだから」
樹:ㇺッ…
日和:「樹くんも今日用事あるって言ってたでしょ、時間大丈夫?」
樹:「あ…そうだった。日和、じゃ帰ったら連絡してくれる?」
日和:「うん、わかった」
樹は和泉を気にしつつも渋々帰っていった
和泉:「じゃオレたちも行こうぜ」
和泉は勝ち誇ったように嬉しそうにニヤケていた
