数日後、花火大会に来ている二人
和泉:「日和、足大丈夫か?」
日和:「もう全然平気だよ、和泉くんこそ肩大丈夫?」
和泉:「おう、ほら見てみ」
和泉は腕をグルグル回してみせる
それを見て安心して笑顔を見せる日和
和泉:あ、やべ…浴衣かわいすぎるっ。こんなかわいい日和がオレのこと……
あーーまた緊張してきたー
和泉:「日和、イチゴ飴食べるか?」
日和:「うん」
和泉:「焼きそばも食べるよな、それからあれと……」
たくさん並べてガツガツと食べている和泉
和泉:あ…また食べることに走ってしまった
日和は和泉の顔を見て、クスッと笑いながらティッシュを取り出した
日和:「ソース付いてる」
日和が和泉の顔に付いたソースを拭き取る
ガタッ
焦ってイスから落ちそうになる和泉
和泉:落ち着けオレ!!
和泉:「日和、前に修一たちと行ってた場所覚えてるか?」
日和:「うん」
和泉:「そこ行ってみようぜ、ほら道悪いから掴まれ」
手をつなぎ黙々と歩く二人
ドキドキドキ……
日和:今まで何度も和泉くんと手をつないだことあるのに…
なんだろう、これ…私のドキドキが和泉くんに伝わっちゃうんじゃないかな
和泉:やべー、めちゃくちゃ手汗かいてきた! 日和気持ち悪くないかな?
あっ、あったあったここだ!
和泉:「中学の頃、毎年4人でここで花火見たな」
日和:「うん、懐かしいね」
和泉の脳裏に日和と過ごした月日が駆け巡る
和泉:「…っ、オレあの頃からずっと日和のこと好きだった!!」
日和:!!
不意打ちの告白に驚く日和
和泉:「高一の夏、二人で来たこの花火大会で好きだって言うつもりだった。だけど緊張して腹痛くなって…その間に日和アイツに会っちゃって。それ見てオレ逃げて…ずっとずっと後悔してた。あの時ちゃんと言ってればって」
日和:和泉くん…
和泉:「こんな時間かかっちまったけど、もう一度ここでちゃんと日和に言いたいと思った。好きだ! 日和が好きだ! 大好きだーーー!!」
和泉の気持ちが痛いほど伝わり、胸がいっぱいになる日和
そして日和の顔から笑顔と一緒に涙もこぼれた
日和:「和泉くんありがとう、私今まで何度も何度も和泉くんに支えられ助けられて、それでやっと自分の本当の気持ちに気付けたの。私も和泉くんが好き! ずっと私の隣にいてください」
和泉:日和…
和泉:「おう、まかせとけ」
和泉の瞳から流れる涙を見た日和は、浴衣の袖でそれを拭った
和泉:「え? オレ泣いてた?」
頷く日和
和泉:「いつもいつも泣いてるとこ見せて…カッコわりーなオレ」
首を振る日和
日和:「和泉くんはカッコいいよ」
日和:だっていつも私を助けてくれるヒーローだから…
ヒューーーーードーン
そして花火が上がり始めた
