ドクンドクンドクン……
静かな部屋の中、自分の心臓の音だけがうるさく聞こえ落ち着かない日和
一瞬止まった和泉がなるほどと手を打った
和泉:「あー、それな…あっうん、日和がオレのこと友達として好きなのは知ってる。頼りにしてくれてるのも知ってる。オレがあんま落ち込まないように言ってくれてんだよな」
日和:え? 違っ……つ、伝わらないーー
どうしょー…でも、私の気持ちが伝わるまでちゃんと話したい
日和はよいしょっとベッドから降り、和泉の目の前に座りまっすぐ和泉の目を見た
日和:「和泉くん私ね、和泉くんが私のことずっと支えて大切に守ってくれてること本当に感謝してるの。和泉くんがいたから私こんなに喋るるようになったし、あんなことあったのに笑ってられたのも和泉くんがいてくれたから。だからこれからもずっと和泉くんと一緒にいたい…私は恋愛対象として和泉くんが好きだよ」
和泉は固まり時間が止まるーーー
そして
和泉:「は? えっ? なっ……」
和泉の顔がだんだん崩壊していく
和泉:「う、嘘だろ?!」
日和:「嘘じゃないよ」
和泉:「いや、そんなはず…ドッキリか? ドッキリだろこれ」
日和:「違うって」
和泉の慌てぶりに思わず笑みがこぼれる日和
和泉:いや嘘だろ?! 日和がオレのこと好き?
いや、信じない! これは夢かも……いやでも肩痛いし…いや……
しばらくの間ジタバタしながら自問自答して暴れる和泉
それを黙って見守る日和
和泉:「いやだってアイツは? アイツはどうすんだ!!」
日和「…うん…和泉くん、今まで支えてくれてありがとう、守ってくれてありがとう。おかげで4年以上樹くんを待つことができた。でももういいの、私はこれからもずっと和泉くんと一緒に生きていきたい…それがやっとわかったから」
和泉:……ホントに? ホントに日和がオレを?!
日和はまっすぐ和泉を見て微笑んでいた
和泉:「日和ぃーーーーーっ」
大粒の涙が和泉の瞳からあふれ出す
8年間の想いとともに
その夜遅く
ピンポーン………ピンポーン……ピンポーン…ピンポピンポーン
和泉:ちぇ、留守かよ
和泉はその場にしゃがみ込んだ
和泉:さっきの日和の告白…夢じゃないよな…肩痛いもんな
ぐふふふ……
日和のことを思い出してニヤニヤが止まらない和泉
コツコツ…
そこに修一と美咲が帰って来た
修一:「あれ? 和泉!」
和泉:「おー修一、美咲、どこ行ってたんだよ」
美咲:「こんな時間にどうしたの?」
和泉:「おまえらに報告しに来た」
修一:「いつから待ってたんだ、連絡くれたらよかったのに」
和泉:「あーそうだったな、でも直接顔見て言いたかったから」
修一:「まあ入れよ」
嬉しそうに和泉を迎え入れる修一
