「毎日朝ごはん作らせちゃってごめんね。今日はおばちゃんが腕によりをかけてお弁当作るからね」
そう言って戸棚から二人分のタッパーを取り出している。
「諒も一緒に行くんでしょう?」
「うん。行こうかな」
軽く頷く諒を見てどこか嬉しそうな柴田さん。
さっきから私と諒を交互に見てニヤついている。
「あの、私と諒は友達になったんです」
なにか妙な勘違いをされているようなので、先に説明しておいた。
それでも「あら、それはいいことねぇ」と含みのある言い方をしてくる。
「お母さん、変に勘違いしないでよ。笠原のじいちゃん結構物を残して死んじゃったから、大変なんだからさ」