昨日1度入ったけれど見学するだけで終えた部屋のドアを開ける。
大きなパソコンモニターに天井まで届く本棚。
そして足の踏み場もないのは昨日と同じ状況だ。
私と諒が足元に散らばった紙を踏まないように部屋の奥へ入っていくのとは対象的に、ハルは容赦なく紙を踏みつけて突き進んでくる。
「ちょっとハル! 紙を踏まないで!」
注意するとハルはまだパニックになったようにその場でグルグルと回転し始めた。
足元の紙が破れて読めなくなっていく。
「これは先に片付けをしたほうが良さそうだな」
これ以上ハルによって大切な資料が破損されないように、諒はそう言ったのだった。

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