思えば今日は朝ごはんしか食べていなくてお腹はペコペコだ。
だけど部屋にハルだけを残して出ていくのはやっぱりまずい気がする。
少し目を離しただけでこけたりぶつかったりして部屋の中のものを破損していたのだし。
「ハル、こっちにきて」
手招きをすると窓の外をジッと見つめていたハルがおとなしく近づいてきた。
その動作はスムーズで危うさは感じられない。
ということはハルは性格がドジっ子なのかもしれない。
「ハル、私が部屋に戻ってくるまで布団の上にいて。絶対に動かないで」
畳まれたままの布団を指差して言うと、ハルは「ワカリマ、シタ」と返事をして素直に布団の上に向かった。
これなら大丈夫かもしれない。