すでに段ボールに片付けられているものを再び取り出すのはためらわれたけれど、ここまでひとりで片付けを頑張ってきたご褒美だ。
私は自分にそう言い聞かせて段ボールを開いたのだった。

「なにこれ」
中を覗き込んでみてもそれがなんなのかいまいちわからなかった。
てっきり資料などが詰め込まれているのだと思っていたけれど、なんだか球体のものが入っているだけだ。
「もしかして開発したロボットとか?」
そんなものがこんな段ボールの中に入れられているわけがないと思いつつ、重たい箱を横倒しにして中に手を突っ込んだ。
球体は段ボール箱の中にピッタリ入っていてなかなか引っ張り出すことができない。