「おじいちゃんは最期までなにか作ってた?」
「あぁ。でも誰にも内緒だった。俺が聞いても教えてくれなかったよ」
「そうなんだ」
この家にはそういう研究の成果がたくさん残されているはずだ。
考えるとちょっとワクワクしてくる。
「さて、そろそろ晩飯ができた頃だ。戻ろう」
気がつけば太陽は沈み、辺りは暗くなっている。
本格的な片付けは明日からにして、私達は柴田家へ戻ることになったのだった。