いつも青いハルの目が突如赤色に変化した。
同時にハルがタイムマシンへ向けて右手をかざす。
その手のひらの中央からタイムマシンへと真っ直ぐに赤い光線が伸びた。
光線はタイムマシンに仕掛けられている装置に作動し、カチッと音が響く。
次の瞬間だった。
鼓膜が敗れるほどの轟音と目が潰れるほどの光が地下室にあふれていた。
その音と光が一瞬で消え去り、再び静寂と薄暗がりが戻ってくる。
けれどその一瞬でタイムマシンは粉々に砕け散り、中にいた愛の父親だけがその場に残されていたのだ。
おじいちゃんは中に人がいても怪我をしないように、破壊装置を作っていたみたいだ。