地下の淀んだ空気が舞い上がってきて肌に絡みつく。
「なにこれ……」
「地下室さ。これだけ広い家だ。地下室もさぞかし広いことだろうね」
男はゆうゆうと答えて私と諒を交互に見つめた。
「君たちも一緒に来るといい。あのじじぃと私の研究を見せてやろう」
☆☆☆
逃げ出して警察へ駆け込むなり、柴田さんを叩き起こすなりすればよかった。
だけど私と諒は黒服の男ふたりに捕まってしまって、強制的に地下室へと下りてきていた。
諒が持っていた木刀は役目を果たすまもなく、取り上げられてしまった。
相手の方に愛がいるから、下手な行動もとれない。
「なにこれ……」
「地下室さ。これだけ広い家だ。地下室もさぞかし広いことだろうね」
男はゆうゆうと答えて私と諒を交互に見つめた。
「君たちも一緒に来るといい。あのじじぃと私の研究を見せてやろう」
☆☆☆
逃げ出して警察へ駆け込むなり、柴田さんを叩き起こすなりすればよかった。
だけど私と諒は黒服の男ふたりに捕まってしまって、強制的に地下室へと下りてきていた。
諒が持っていた木刀は役目を果たすまもなく、取り上げられてしまった。
相手の方に愛がいるから、下手な行動もとれない。



